こんにちは。お久しぶりです。
突然ですが3Dプリンターのお話をします。
いつぞやのAmazonセールでAnycubic社のMegaZero(初代)を安く買って、適当にサンプルを印刷したり、DIYの治具を作ったりしていたのですが、色々いじっているうちに個人的なノウハウが出きてきたので、以降ここでまとめたりメモ書きしに来るかもしれません。
あ、今回の一言本題としては、台座がやけに粉っぽくてフィラメントが全然出てきていない不具合に見舞われて、あまり原因調査せずに致命的な不具合だと早合点し造形物召喚を諦めていたのですが、ふとフィラメントを押し込むと、単に送りだせていなかっただけという間抜け話です。こんなのに1日つぶしたとか嘘だろ...。
ということで後は経緯だらだら書き連ねるので急ぎの方はこれにて。
使用している3Dプリンターは先述の通りAnycubic社のMegaZero。4年ほど前に購入しました。使用頻度は決して多くないのですが、いざ使うとなると結構ちゃんと作ってくれる印象です。
MegaZeroシリーズは積層式エントリーモデルであり、今は2が出ていますが、在庫限りで初代を安く購入しました。
当初はデータ作成もどのようにやるのか分からなかったのですが、何回か使っているうちに流れがつかめたので簡単に紹介します。
まずモデリングソフトで造形データを作る。でスライスソフトで3Dプリンターの動作定義データを作る。それを3Dプリンターに読み込ませて印刷開始。
モデリングソフトは大きく2種類あって、3DCADと3DCG(自称)。前者は寸法とか角度とかを厳密に定義するもので、代表的なものだとFusion360、お手軽に導入するのであればFreeCADとかです。後者はフィギュアとか複雑な造形に向いているもので、MAYAとかBlenderとかですかね。基本的に積層式の3Dプリンターは積層痕がでるので、細かい造形には向いていません。そのため現実に召喚するデータ作成はもっぱら3DCADソフトということですね。一応フィギュアも印刷できるとは思いますが、想像以上に荒くなると思います。作ったことないので分からないですが。
以上を踏まえて自分がやっている流れとしては、
(1)紙で適当に下書き、現物の寸法取りメモ
(2)Fusion360(又はFreeCAD)で作図、モデリング、拡張子stlで出力
(3)積層式3Dプリンター用のスライスソフトUltimakerCURAでスライス、拡張子gcodeで出力
(4)MicroSDカード経由でMegaZeroに読み込ませて印刷
まあ、ほとんどの人が取っている工程です。stlデータはネットにも有償無償転がっているので、気になるデータがあればダウンロードしてスライスしてすぐに印刷も可能
それでまあ、こっから失敗談になるのですが....。
まず、1、2層目あたりは目が離せなくなりました。印刷を開始してちゃんと台座にくっついているのか確認する為です。失敗のほとんどが最初の吸着不足です。別に目を離しても音で明らかにはがれている音(ベリベリッ!という感じ)が聞こえるので分かるのですが、それでもなんか不安になるんですよね。時期や気候、造形サイズによるのかちゃんとできる時と何回台座とノズルヘッダの位置関係を見直して再開してもダメな時があって、いまだに職人芸の域を出ておりません。そもそも台座レベリングの所そんなにいじるところではないですよね...?
ある時はどっかの情報で台座にスティックのりを塗りたくるというものがありました。確かにはがれにくくなる効果は感じられましたが、造形の表面の出来が微妙でした。加えて塗りっぱなしにもしていられないので、後始末にも一工程はいるのがなんだかなあという感じです。
とりあえず3Dプリンターを使って色々試行錯誤している所ではあるのですが、この度新たな現象に見舞われたので今回記事にした次第です。
それが、先述の台座粉っぽい問題になります。
造形材料のフィラメントは熱で溶けて瞬時に送風による冷却で固める作りとなっておりますが、そのフィラメントはリールに巻かれており、ステッピングモーターによる制御でノズルに送られます。ただ今回リール巻きのフィラメントが何らかの理由で切断され、ノズルには何も送られず残骸がぽつぽつと台座に残った状態になったのですね。
今までノズルの周りにスパゲッティを作ったり、造形物が反れていたりする問題だけだったのですが、ここにきて新しい問題も出て来たので、また確認することが増えてしまいました...。
総合的に考えたら従来通りホームセンターで材料買って自分で切った貼ったしたほうが時間かからないのでは...?
そんなところです。また何か事例とか造形物とかできれば紹介していきたいと思います。なお、今のところ3DCADは最低限使えるレベル、3DCGは何度も挫折しているレベルです。立体のあの子召喚できるまで勉強は続けていきたいですね。